ザ・グレンリベット12年を飲んだら酒の見方が変わった。
お疲れ様です。シュンケンバッカー(@SHUNKENBACKER)です。
ちょくちょくウイスキーを試してきて遂にお高めの酒を買いました。
それがこちらTHE GRENLIVET 12(ザ・グレンリベット12年)です。
まあ高いって言っても角瓶4本弱我慢したら買える価格なのでまだお求めやすい銘柄とも言えます。
だけど今回これを飲んで酒の見方が少し変わったので書いていきたい。
THE GRENLIVET 12を飲む
給料日で緩んだ財布を片手に酒屋へ。
目的の銘柄に思いを馳せたがあいにく売り切れ...。
酒屋で軽く茫然。そこに一筋の光明。
名前は知ってるけど飲んだことないウマいウイスキーで覚えていたのがこのグレンリベット。
価格は4,000円程度。安過ぎず高すぎず月一の目出度い日に買うには丁度いい。
箱入りで「良い酒」感もあって買った時はテンション上がりました。
いざ開栓
買ったのは先週の金曜日だったが飲んだのは翌々日の日曜。
なんとなくロックグラスじゃなくてテイスティングに使えるグラスで飲んでみたいと思い地元を奔走。
古くからやっているカトラリーショップで良い感じのテイスティンググラスが買えた(用途は違うけど形状は問題なし)。
その日の夜半に満を持して箱からしずしずと取り出してみる。
これまた「良い酒」感。
なんか嫌味っぽいけどパッと見た時、本心から「良い酒だ~」って思える洗練されたビジュアルをしている。
しっかり巻かれた封を解くとぴっちり嵌ったコルク栓。
開けると「キュポッ!」と小気味いい音。
グラスに目分量でシングル分入れてみる。
色味は薄い。この場合、金色と表すらしい。
香りを嗅いでみるとバニラとなんだかレーズンのようなブドウっぽい感じがする。
オレンジやシトラスなど柑橘系って言われてるけど自分の鼻がまだ未熟なのだろうか(それはそれである)。
あとそれ以外にもなんか果物っぽい感じ。
グラッパグラスが一役買ってるか分からんが香りが濃い。これだけで酔いそう。
笑っちゃうくらい美味い
まず飲んで感じたことは「笑っちゃうくらい美味い」ということ。
はちみつの様なとろみ、甘さ、バニラに近いコクがあってでもクドさはなく、のどをスーッと通る。
飲んだ後の香りの余韻は長い。
でもそれ以上に何かが潜んでる。
口にちょっと含んだだけなのに入ってくる情報量が多すぎて今の自分には処理できない。
だからとりあえず「美味い」という言葉に凝縮されてしまう。
美味いんだがこの味をしっかり伝えるにはまだ修行が足りてなさをひしひしと感じさせられた。
高い酒に対する誤解
これまで高い酒って”高いから”少しずつ飲むんだと思ってたがそれは誤解でした。
1オンス30mlという取るに足らない量なのに凄い満足感。
飲むにつれて気持ちが満ち足りて、心なしか姿勢がシャキッとなる。
飲みやすさで言ったらほかのウイスキーもそうなんだけど、そこを語るにはまだボキャブラが足りないぐらいの情報が詰まってる。
ゆっくり楽しみたい一本
チマチマ飲むというより多分日を改めて飲むことでまた新しい発見があるんだなーと思った。
良い酒ってそういう可能性を感じさせてくれるものだと思います。
だから今の舌でたくさん飲むのはもったいない。
次また飲んだときどんな表情を見させてくれるのか。
また一つ酒の嗜み方を学んだ気がします。